アルトコイン（暗号資産）投資について

全世界的に暗号資産が金融商品として認知され、また2024年4月に半減期を迎えたビットコインのバブル相場も訪れようとしている中、アルトコインと呼ばれる暗号資産（仮想通貨）も投資対象として注目が集まってきています。

アルトコインとはビットコイン以外の暗号資産（仮想通貨）の総称で、ブロックチェーン上で機能します。アルトコインそれぞれに様々な機能があり、それら機能のなかのひとつの役目としてインセンティブの提供があります。

Web3はブロックチェーンを基盤とした分散型インフラネットワークですが、従来のWeb2のような中央集権型（GoogleやAmazonなど巨大企業が管理）から脱し、自律的、かつ分散的にものごとの処理が行われます。

特定の誰かに一方的に管理されないという特性があるなかで、サービスを提供する側もサービスを受ける側もWeb3を利用する際になんらかのインセンティブが与えられるといった仕組みが用いられます。

例えばWeb3型のSNSがあったとして、そこにたくさんの人々が集まれば、そのサービスを開発した側にも、またそのSNSを有効に利用しようするユーザー側にもインセンティブが与えられます（今回のテーマからそれてしまうのでこの辺の深堀は別途記事にする予定です）。

そのインセンティブに用いられるのがアルトコインとなります（もちろんアルトコインの果たす役割はそのほかにも多くあります）。

そしてこのインセンティブとしての特徴が、アルトコインが投資対象アセットとして捉えられる理由です。

投資対象としてのアルトコイン（暗号資産）

ビットコインは送金型暗号資産（仮想通貨）として登場してから10年以上になりますが、その間に様々なアルトコインも登場してきました。

そして2024年現在、アルトコインはWeb3やブロックチェーンを基盤とした新たな技術革新、イノベーションを全世界的に起こしつつあります。

つまり、アルトコイン（暗号資産）投資とは新たなテクノロジーへの投資と捉えることができます。

暗号資産という言葉から法定通貨の代替手段というイメージを受けやすいとは思いますが、アルトコインはブロックチェーンにより社会基盤をWeb3化していくために多種多様な役割を担うのです。

アーリーアダプタとして投資できる絶好のチャンス

2020年より以前は個人投資家など一部のマニアが投資の中心となっていましたが、ここ最近はプロの投資家が暗号資産（仮想通貨）への投資に参入してきています。

なぜなら、暗号資産（仮想通貨）の社会実装が、インターネットの発明と同等か、それ以上に変革を起こす可能性を秘めた技術的特異点となり得るからです。

だからこそブラックロックやフィデリティのような国家予算規模の資金を動かす巨大資産運用会社や大手銀行、機関投資家、更には各国の年金ファンドなど嗅覚の優れた投資家たちが実際に投資を暗号資産（仮想通貨）投資の枠組みを構築し、そこに世界中の資金が流れ込もうとしているのです。

ビットコイン（Bitcoin）以外の選択肢

これから訪れようとしている2024年から2025年にかけての暗号資産（仮想通貨）バブル相場の投資対象に何を選択すべきか？

ビットコイン（Bitcoin）は約55％を占め記事執筆時点で200兆円を超える時価総額であり、暗号資産全体の約55％を占めています。ETFという金融商品にも登録されているためボラティリティ（価格変動率）の点では、他の暗号資産（仮想通貨）に比べ安定していますが、この先1年から2年程度の期間で考えるならば2倍程度の上昇を見込めるかもしれません。

そのビットコイン（Bitcoin)に比べ、今後大きな上昇倍率を期待できるのがアルトコインです。

過去のバブル相場を振り返ってみると、100倍、1,000倍に上昇したアルトコインは数多くありました（2012年や2016年のバブル相場）。

そして2024年現在、アルトコインへのプロの投資家たちからの資金流入はこれからと言われています。例えば、ソラナ（SOL）は2025年上期くらいにETF化が見込まれています。

ひとの一生において、このような投資アセットに巡り合えるタイミングは殆どないと言い切ってもいいかもしれません。

社会を変える技術への投資

株式の世界で考えた場合、IPOという仕組みを活用し伸びそうな会社の新規上場株を狙うとか、創業間もない企業へのシード投資というものがありますね。

アルトコインでは、多くの場合、会社という組織以前のコミュニティや財団などの組織が、Web3やブロックチェーン上で新しいプロダクトの開発を進めています。

その新たなプロダクトの開発資金を得るためにアルトコインを発行するケースが多くあります。

または、プロダクトがある程度軌道に乗った段階で運営資金を調達するためにアルトコインを発行する場合もあります。

そして、それらを投資家の目線で捉えると、その革新を起こすかもしれないプロダクトへのベンチャーキャピタル投資がアルトコイン投資ということになります。

今回の記事はこの辺で閉めたいと思いますが、次回は「投資対象となるアルトコインをどうやって選べばいいのか」についてお届けしたいと考えております。

引き続きよろしくお願いいたします。

※この記事の内容は個人的な予測であり、投資においては自己責任で行ってください

注意：投資する際は自分自身で調べ、自己責任のもとに行ってください。本記事の内容はいかなる投資に対しても責任を負いません。また、投資を進めるものでもありません。