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TRX-4Mを自作してみる / Try to build TRX-4M (執筆中)

TRX-4Mが発売されて1年以上経過します。とても完成度が高く魅力的なスケールモデルですがいまだ購入に至っていません。

なぜか?

定価$159.95、日本円に換算すると23,800円(執筆時点の為替レートによる)。しかし、しかしですよ、日本での販売価格は50,800円

なんと倍以上の暴利を貪っているではありませんか・・・

Traxxas社は国や地域ごとに販売ライセンスを小売店に割り当て、他国からの個人輸入が困難な体制を敷いています。昔は香港のRCmartから変えたりもしたのですが、昨今はそれもできなくなっています。

つまり、日本に居住している私がTRX-4Mを買おうとした場合、日本の販売店から定価の2倍をはるかに超えた価格で購入せざるを得ないのです。

これが欲しくてたまらないTRX-4Mを買えずにいた理由です。

eBay経由で買おうとしても送料などを考えると5万円近くになります。しかもどんな状態のものが送られてくるかわからないリスクもある。

さて、どうしよう。これまで、まあいいかと購入を諦めていましたが、ふと「ボディだけ未塗装のものを購入し、それ以外は全てアフターパーツのみで自作してみよう」という考えが浮かび上がりました。

日本のTraxxas販売店でも、ボディなどのパーツ類は割高ではありますが、かといって本体程割高な設定にはなっていません。

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TRX-4Mと同価格帯でハイスペックモデルを作ろう!

前置きが長くなってしまいましたが、そんな訳でAliexpressのInjoraショップにて販売されているTRX-4M向けアフターパーツを中心に自作してることにしました。

ただしボディだけはTraxxas純正のディフェンダーを利用します(ホワイトボディで自分好みの塗装)。

自作TRX-4Mで使用するパーツ類

まずはどんなパーツで組み立てるのかについてです。各パーツ類の写真と値段、購入先リンクといことでご紹介させていただきます。

TRX-4M用 LCGカーボンファイバーシャーシ

TraxxasのTRX-4Mシャーシはメタルフレームだと思いますが、せっかくなのでLCG(ローセンターグラビティ)用の低重心シャーシで組んでみたいと思います。

低重心型となるためクローリングやオフロード走行に有利な車体となります。また、このLCGシャーシはカーボンファイバーで作られているため軽量化も図れます。

TRX-4M用 スキッドプレート

スキッドプレートとはアクスルリンクを接続するサスペンションの要になる部品です。また、スキッドプレートの上にはトランスミッションがマウントされます。

走行中に上下動するアクスルリンクが繋がるため強度を必要とされるため、Traxxas純正の樹脂製よりもアルミまたはブラス(真鍮)製がベターです。

シャーシの中心部に設置され低重心にも貢献するということでブラス(真鍮)製を選びました。

バンパーマウント

シャーシの前後端にはバンパーを取り付けるためのアタッチメントが必要です。このアタッチメントがバンパーマウントという部品になります。

TRX-4Mの場合、ボディーを車体へワンタッチで「カチッ」とはめ込む機構になっていますが、はめ込みようの爪がバンパーマウントに引っかかるような仕組みになっています。

このバンパーマウントは樹脂製、アルミ製、ブラス(真鍮)製がありますが、この部分を重くしてしまうと、トップヘビーな車体となり転倒しやすくなってしまいます。

そこで樹脂製のバンパーマウントを選択しました。私が探した限りでは樹脂製バンパーマウントはTraxxas純正しかなかったのでRC Trailより購入しました。

アルミ製アクスル フロント・リア

前後のアクスルは憧れのアルミ製を選択。

純正のTraxxas TRX-4Mはアクスルが樹脂製ということだけではなく、ベアリングも使われていません。Cハブやナックルも、ホイールを装着するための六角ハブも、サーボマウントもみんな樹脂製ブラスチック。

つまり純正のTraxxas TRX-4Mを買った場合、足回りはぜーんぶ交換してしまいたくなる内容となっています。

だったら、最初からグレードアップされたパーツで組んだほうが結局は安く仕上がると思いませんか?

そして、今回選んだ前後のアクスルはベアリングも付属していますし、上記で上げたアクスル周りの付属品も全部アルミ製となっています。

つまりは、足回りの強度アップとバネ下(ショック下)パーツの重量化となります。

ショックアブソーバー

アクスル回りのパーツと同様に、オイルショックもTraxxas TRX-4Mはプラスチック製です。これだと強度的にも弱くなってしまうし、もしかしたらシリコンオイル漏れも発生してしまうかもしれません。

といわけで、不要なプラ製ショックはTraxxas TRX-4Mを買ったとしても無駄なパーツとなり、いずれはアルミ製に変える部分化と思います。

また、せっかくグレードアップするのであればということで、伸縮幅にゆとりのあるものを選んでみました。

  • 伸長時: 59mm (2.32in)
  • 圧縮時: 42mm (1.65in)
  • 伸縮幅l: 17mm (0.67in)

アクスルリンク(リンケージ)

アクスルとスキッドプレート(車体側)を繋げ、サスペンションの稼働効率を高めるリンク(リンケージ)はブラス(真鍮)製を選択しまいた。

これまた純正Traxxas TRX-4Mの場合は樹脂製で満足度の低いパーツとなっています。

そこで、リンク(リンケージ)も強度とバネ下重量を高めるために樹脂製でシルバーのカッコいいものを選んでみました。

ドライブシャフト

ドライブシャフトはもちろんアルミ製を選択。HDスチールという更に高強度のドライブシャフトもありますが、値段が1.5倍程度に上がってしまいます。

経験上、ドライブシャフトはアルミ製でも十分強度が保てるため、リンク(リンケージ)と色を同じにしてシルバーを選択しました。これもかっちょ良い!

ついでに言えば純正のTraxxas TRX-4Mはこれまた樹脂製なので、それよりレベルアップしたマシンを作ります。

トランスミッションハウジング

モーターをマウントしてドライブシャフトへ動力を繋げるのがトランスミッションです。

純正のTraxxas TRX-4Mは樹脂製で、しかも内部のギヤも金属ではなく樹脂でできています。ベアリングもついていません。これだとおもちゃレベルですね。

ということで、アルミ製のトランスミッションハウジングに、後述するメタル製ギヤを組み込みます。また、このトランスミッションハウジングはベアリングもセットでついてくるので完璧です!

アンダードライブギヤ

前の項目で述べたトランスミッションに組み込むギヤがこのパーツです。メタル製でしかも、アンダードライブ仕様もセンタできます。

商品リンクをクリックしてみるとわかりますが、ギヤ比としてはアンダードライブが2種類、オーバードライブが1種類、標準仕様(1:1)の4種類があります。

私は「40.3:1 (59% アンダードライブ)」という仕様をチョイスしました。クローリングなど、ハイトルクの低速走行が好きなので、もっともギヤ比の低い(ローギヤ)仕様です。

ハイトルク サーボ

サーボはとても重要な部品です。サーボに金を惜しむなとい格言?まであるほどです。

ということで、この大切な教えに従いハイトルク・ハイボルテージ・メタルギヤサーボを選択しました。私の調べた限りでは、1/18サイズの車体に組み込めるサーボの中で最大級のトルクとなっています。

Traxxas純正サーボなんて使ってられるかって、一応言ってみます・・

ブラス(真鍮)ホイール

ホイールは見た目、つまりデザインの要ですね。妥協したくはありません。

また、ホイールを重量化すればバネ下重量がアップし、クローリングでの走破性が格段に高くなります。

そこで、アルミ製ホイールではなくブラス(真鍮)製ホイールのなかから選択しました。

ブラス(真鍮)製ホイールは材質上金色がベースになるのですが、それはちょっと好みではないので写真にある通り、淵をシルバーに塗装しました。それ以外にも金色の差し色が入っていたりしたので、そこは全部黒く塗り、最後のトップコートをスプレーしてコーティングしました。

タイヤ

タイヤは純正より少しだけ大きな直径の58mmサイズにしました。手元に届いて触ってみた感じは、なかなかグリップがよさそうです。

シリコンラバーインサート

シリコンラバーインサートとはタイヤの空気圧的なパーツです。

通常タイヤにはスポンジが内部に仕込まれていて、これがクッションになります。ただし、スポンジだとタイヤのエッジがフニャフニャと腰がなく潰れてしまいグリップが低下してしまいます。

スポンジの代わりにシリコンラバーインサートという優れモノタイヤに挿入することで、走行時の多様な路面に上手くタイヤのゴムを食いつかせグリップ力を向上させます。

このシリコンラバーインサートには黄色(超ソフト)と緑(ソフト)の2種類があります。今回は黄色を選びました。

アウトランナー モーター 2000KV

純正Traxxas TRX-4Mはブラシモーターが使われていますが、もちろんグレードアップ仕様を作るからには「ブラシレス・アウトランナー」モーターを使います。

ブラシレスのアウトランナーモーターにすることで、超低速走行が可能となり、さらにトルクが大幅にアップします。当然の選択ということで!!

ESC

ブラシレスアウトランナーモーターには専用のESCを使います(ブラシ用ESCは使えません)。

これについては、同じサイトでセットで選べるので迷わず選択しました。

アウトランナーモーター用ESCにはFOCコントロールといって、低速をさらにうまくコントロールできる機構もあります。ただし、これだと1万円以上たかくなってしまうし、FOCが無くても十分低速コントロール可能なので高額な出費は避けました。

※ちなみに、ESCとアウトランナーモーターはINJORAショップにて一緒に購入しました(AliExpressではアウトランナーモーター単体で売っていなかったので)

自作TRX-4M完成(写真)

 

自作TRX-4M 組み立て動画

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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