完璧主義は辛くありませんか?【成果がでない理由】

・最初の一歩を踏み出せない

・努力しているが、思うように前に進まない

・目標はあるが、行動するのが辛い

このような悩みをお持ちではありませんか。

完璧主義では成果が出ない

「大きな目標を掲げ、それに向かって行動しようとしているのに、なかなか前に進めない」とか、行動自体に苦しみすら感じることがあるという場合、それはあなたが、結果にコミットする意識が強すぎ、完璧を目指そうとしているからです。

完璧主義者という言葉を聞いたことはありませんか。完璧主義からどんなイメージをあなたは持つでしょうか。

完璧主義者は「高い理想を掲げ、大きな目標に向かい努力する」とか、「高水準、高品質の結果を目指し行動する」ということを考えます。もし、あなたがこのような意識の持ち主ならば、あなたの目標が達成される確率はとても低いものとなります。

意外に思われた方もいらっしゃるかもしれません。この記事では以下のことをお伝えしています。

・完璧主義者は行動できません

・完璧主義者は心を病みます(なにもできない、辛い、やめたい)

・完璧主義を排除する方法をお伝えします

完璧主義者は準備にこだわる

完璧主義者は、準備が完全でなければ次の行動に進まないなど、プロセスの完全化を目指します。目の前の道具ではちゃんとしたものが作れない、だからより高性能なものをそろえてからでないと結果が伴わないといった思考にとらわれ、先に進めなくなります。

その結果何が起こるかといえば、目標があるのに行動が先延ばしされるのです。目の前の現実はなかなか受け入れず、本人からすればそんなつもりはなくとも、結果として、決断できない、現実から逃避するなどといった状況に陥ってしまいます。

今ある状況を否定し、道具がない、知識が足りない、スキルが伴わないなど、「ない」ことに執着するあまり、行動が停止してしまうのです。本人も少なからず、そうした自分自身の性格に気づいていることが多く、そこに苦しみを自覚している場合がほとんどです。完璧を目指すような性格が辛い、そんな性分をなくしたい、達成したい目標があるのに、結局何も手についていないと苦しんでいます。

完璧主義者は行動できない

完璧主義者は神経質なまでに失敗を恐れます。また、ネガティブな感情が強く、小さな成功を歓迎しません。最終目標にこだわりすぎ、その手前にある小さな成功は否定し、失敗を受け入れる余裕を持ち合わせません。

ゴールにたどり着く途中には必ず障害物があるものです。例えば、木製の椅子を作ることが目標だとします。しかし、最初から座り心地の良い、オリジナリティに溢れた椅子を作ることなど困難です。曲線のある優しい質感の背もたれを作りたくとも、経験やスキルが伴わず、途中で壁に突き当たるものです。そして、この壁を乗り越えることにこそ、他にはない品質の高い椅子を作り出すヒントが隠されているものです。

しかしながら、完璧主義者はゴールに直接たどり着こうとし、途中経過をネガティブなものとして排除したがります。自分自身の失敗を許せず、またチームで仕事をする場合などでは、他人の失敗にも神経質になります。

完璧主義者を苦しめるもの

自分自身の性分を理解できていればいるほど、完璧主義に嫌気が差し、苦しむのも当然です。まして、目標に向かって行動するどころか、自分自身が目標を阻む元になっているのですから、つらいと感じるのも無理ありません。完璧主義者は、なんとかして完璧主義から抜け出したい、前に進みたいと切に願います。

自分自身の完璧主義と決別して、行動できる、成果を出せる自分に変わることができるのでしょうか。

結論から言えば、答えはYesです。

自分自身で目標を設定し、それを実現するために行動しようとしていた人なら、もともととても優れた資質、能力を持ち合せているはずです。ただ現状は、完璧主義というマイナスの意識に支配されていただけなのです。ですから、ちょっとしたコツさえ理解できれば簡単に前に進むことが可能です。

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完璧主義を排除する方法

・完璧主義から最善主義へ意識を変える(プロセスの最善化のみに注力する)

・この方法であなたは完璧主義者から脱却し、目標到達に向けどんどん行動できるようになります

・完璧主義のメリットであった高水準、高品質な目標設定を犠牲にしません

最善主義とは

完璧主義とは、ひとつひとつの「プロセス」を完璧にしないと先に進めないという行動を支配する意識です。それに対し、最善主義とは「いま、ここ」にのみ集中し、行動するための意識です。

行動における一定条件下では、さまざまな意見や価値観が入り混じっています。理想的な行動条件が備わっているわけでもありません。しかしながら、それこそが自分自身が置かれている真の状況であり、そのことを受け入れてこそ、はじめて行動ができるのです。

このときに最も大切なポイントは、プロセスの先にこそ結果があるということです。「結果は天から降りてくる」くらいの気持ちで、ゆったりと構えましょう。

最初から約束された成功などありえません。結果というものは、「いま、ここ」の延長線上に、自ずと現れるものです。どのような結果も、自身の行動と周囲の条件による因果律に従い現れるものなのです。「結果は他力、まあいいさ」くらいの余裕をもって構えることが大事です。

完璧主義者は目標達成のためのプロセスを「完璧」なものにしようとする意識が強すぎるため、前に進めず、また自分自身を苦しめています。この性分を克服し、目標に向かい気持ちよく行動するためには「プロセス完璧化から、プロセス最善化」に意識を変えるだけです。

失敗を受け入れる

プロセス最善化は、失敗も受容できるようになります。行動には、必ずといっていいほど失敗が伴います。その失敗を受け入れることは、改善へとつながり、高水準・高品質の結果が導き出されます。それに気づくことができれば、失敗も楽しみへと変わりますね。

プロセス最善化により幸福感が高まる。

「いま、ここ」に集中する、つまり今できる最大限の努力をすることで幸福感が高まります。恐れなどのネガティブな感情は現れづらくなります。その結果、思考には柔軟性や適応性が生まれ、行動すればするほど、生産性も向上していきます。メンタルの安定と向上は、とても良い結果をもたらします。

余談になりますが、私の仕事のひとつに、鍼灸治療というものがあります。東洋医学、はりきゅうの施術です。普通の肩こり腰痛以外にも、ホルモンバランスや自律神経の調整、美容関連など様々な症状に対応します。こうした施術を行う中で、メンタル的な相談を受けることもあるのですが、今回述べた「プロセス最善化」を、ある経営者に説明したところ、その後の業績アップに繋がり感謝されたことがありました。

完璧主義を捨てても大丈夫な理由

いかがでしたでしょうか。完璧主義を捨て、プロセス最善化にのみ集中することの効果を理解していただけましたでしょうか。

もしかしたら、長年完璧主義により行動してきた方々のなかには、「理想を追い求める姿勢だって必要」という意見があるかもしれません。

しかし、プロセス最善化に移行したからといって、決して成果物の品質が低下する訳ではありません。目標を高く持つことは大切なことであり、それはプロセス最善化のなかでも維持される要因です。

※完璧主義の唯一のメリットである高い理想、高水準な結果をもとめることは最善主義でも実現可能

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まとめ

完璧主義を続けた場合の影響についてまとめてみます。

完璧主義者は目標達成できない
 理想は高いが、行動に至りづらい
完璧主義者は心を病みやすい(辛い、やめたい、なにもできない)
 行動できないことが続き苦しくなる
・失敗を受け入れない
 失敗を改善に繋ぐことができない
・完璧主義を排除するためには「プロセス最善化」に集中する
 結果は自ずとついてくる
 「いま、ここ」に集中した分だけ、高水準の結果がもたらされる

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