以前の記事にてKIT付属のものではなくアフタパーツとしてホイールを調達五したことをお伝えしましたが、今回はそのホイールがアクスルシャフトへ取り付け不能ということが発覚しまた。
かといって、せっかくのお気に入りホイールをあきらめて、KITについているプラスチックのホイールを使うのはNG
ブラスウエイトだって装着済みなのですからなんとかしなくては。。
ホイールとナット/レンチのサイズがあわない
まずは状況から。
写真だと立体的に見えずらいのですが、ホイールのナットが納まるハブのサイズが約11mmで、そこに固定用のナットが入らないのです。
フリンジナットで底辺の部分が大きくなっているタイプなのですが、ナットの直径の方が大き過ぎるのです。もちろんKIT付属のホイールだとナット装着箇所が奥に引っ込んでいないので問題なく固定できます。
この状況、普通に考えればホームセンターで普通に売っているナットを使えばいいということになります。なぜなら、一般的なM5ナットの外径は8mmだからです。
RBX10 RYFTのシャフト径が5mmなので、ホームセンターでM5ナットを買ってくれば装着できるはずです。
ところが・・・
手持ちの最も細いM5用レンチがホイールハブに入らないのです。たぶんこのホイール、SCX10やTRX-4などのM4ナットを想定した設計なのでしょう(一般的な1/10RCサイズ)。
RBX10 RYFTのシャフト径が一般的ではなかったということで、ホイールに文句は言えません。
対応策として4つある・・・
さてどうしましょうか・・・・無い知恵と乏しい経験のなかで自分なりに一生懸命考えた対応策が4つ。
- 極薄レンチを探す(外径11ミリ未満のM5用レンチ)
- ワッシャーを10枚くらい噛ませてナットを浮かせて締める
- ワイドトレッド用のHEXハブを使う
- 厚みのある特殊ナットを探す(そんなのあるの?)
極薄レンチを探す(外径11ミリ未満のM5用レンチ)
ホイールのナットが納まるところのくぼみに一般的なM5ナットは収まります。ワッシャーを入れてM5ナットで絞めればいいのですが、そのためレンチがあればいい!
ということで、モノタロウや各ホームセンタのサイトを必死に探し回りました。でもどんなに極薄レンチでも外径が最低11.1mmあるのです。10.8mmくらいなら使えるはずですが、11mm以上あるのでNGです。使えません。
ワッシャーを10枚くらい噛ませてナットを浮かせて締める
ホイールのくぼみより外側でナットを絞めればいいはず・・・ナットを浮かせればなんとかなるのでは?
もちろんアクスル側のシャフトはそんなに長くないので下記のようなソケット型ナットで占めることは出来そうです。
でも、ワッシャーでナット取付位置を上部へ浮かせても、たぶんきっと締め付けが甘くなりそうです。残念ながら、この案は完全にNG。
ワイドトレッド用のHEXハブを使う
このアイデアは私のなかでかなり有力でした。
右上の金色のワイドトレッド用拡張ハブを使います。もちろんアクスル側のシャフトは完全に拡張ハブの内側まで引っ込みますが、M5用のソケット型ナットを別途購入して、それで絞めこむことが出来るはずです。
ただし下記の記事でも書きましたが、重量のあるRBX10 RYFTを更にワイドトレッドかすると支点(テコの)に荷重がかかりすぎ、曲がってしまう心配があるような気がします。
厚みのある特殊ナットを探す(そんなのあるの?)
一般的なM5ナットの厚みって4mm程度だと思います。しかし、ホイールハブのくぼみがそれより深いのでレンチが使えません(レンチ外径がハブ内径より大きい。
使えるレンチが無ければ、極厚のナットを探せばいいと思いつき検索しまくりました。
でも極厚ナットとか規格外ナットとかで探してもまったくヒットしません。
結果から言えば、「高ナット」というものがあったのですが、名称がわからなくなかなか目的のナットに辿り着くことができませんでした。
みなさん、もし私のようなトラブルに陥った場合の解決策は高(長)ナットです。
車で行ける範囲にジョイフル本田とかカインズとか、その他3件ほどホームセンターはありますが、高ナットは何処にも売っていません。
売っていたのはモノタロウでした。送料はかかってしまいますが、ここでしか買えない(少なくとも私の行動範囲の中で)のですから仕方ありません。500円の送料を加算して、400円位する高ナットを購入してみました。
高ナット!!
少々コストはかかってしまいましたが、これです。これがホイールハブのくぼみにナットが納まらない、あるいはレンチが使えない場合の解決策です。
M5サイズで高さは10mm、15mmと5ミリ刻みでありました。もっと長いタイプもあります。
念のため10mmと15mmの両方を買ってみましたが10mmで大丈夫でした。
あとから思ったのですが、ドローンで使うスタンドオフというパーツが思い浮かべばもっと早く結論に辿り着けたかもしれません。ドローンの場合は樹脂製ですが、強度があるクロームとか鉄製とかそんなスタンドオフなら代用できたかもしれません。
ちなみに高ナットとスタンドオフが同じ強度なのかどうかはわかりませんが、間違いなく高ナットはナットなので大丈夫です。
タイヤを装着してみました
見栄え的にも許容できる範囲です
解決までに3日ほどかかってしまいましたが、この間の試行錯誤もクローラーを組み上げる楽しみですね。
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