Yeah RacingのDesert Lizard Damperについて紹介させていただきます。
Yeah Racingは香港のメーカーです。お手頃価格で精度・品質の高いRCカー各種パーツを展開しています。
直接販売はしていなくて、RCショップ経由での購入がメインです。国内にも取り扱っている店はあるようですが、Yeah Racing製品の品ぞろえが最も充実しているのはRCmartではないでしょうか。
このダンパーもRCmartから購入しました。27.5ドルで、10日程度で届きました。
押し引き自在のインターナルスプリング
初心者の私が知らなかっただけなのだと思いますが、このDesert Lizard Damperですが、引きダンパーも簡単に作れてしまいます。
通常のバネが外側にあるタイプのダンパーですと、バネ自体は押される方向(Shockが縮む方法)にのみ作用するため押しダンパーを作る際は、シリンダー内のオイルを陰圧で封入しなければなりません。
もちろん、Desert Lizard Damperの場合もオイルを陰圧に閉じ込めて引きダンパーを作りますが、それに加えてシリンダー内のバネも利用できるんです。
上記写真のように、バネをショックシャフト側へ仕込めば引きダンパーに、シリンダー内に仕込めば押しダンパーになります。
一般的なダンパーと比べて、押しダンパーの場合はバネがシリンダー内にあるか、外にあるかの違いだけです。でも、引きダンパーに関してはオイルの陰圧に加えて、バネの力も利用したセッティングが使えるのです。
ダンパーの付属品には長さと強さが異なる9種類のスプリング付属しています。長さで3種類、強さで3種類です。
ですので、単に押しダンパーか引きダンパーかといったセッティングのみならず、押しと引きを融合させたこともできます。
上記のようにシリンダー内に長めのバネを仕込み、ショックシャフトには短めのバネをセットして調整してみたり、もちろんバネの強さも3種類ありますから色々なショックが作れてしまいます。
バネのセッティングが決まれば、あとはシリコンオイルを入れるだけです。
エアレーション式ダンパー
シリンダー内に好みの番手のシリコンオイルを入れたら、シャフト側をゆっくり差し込み8分目まで絞め込みます。
シャフト側のネジの部分には、上記の通り溝が縦に2本切られています(写真には溝が1本しか映っていませんが)。
完全に絞め込む前にピストンをゆっくり下側に押し込み、溢れてくるオイルをこの溝から漏れ出させます。
そしてピストンが全部シリンダー内に入ったら、その状態を保ちつつダンパーを絞め込みます。
文字でうまく説明できているか自信がないので、動画でもご確認ください。
Desert Lizard Damper 付属品等
話の順番が前後してしまい申し訳ありません。最後にDesert Lizard Damperの付属品とについて紹介させてください。
まずは箱から。
既に組み上がった状態でダンパーが入っていますが、組む立て図も付属しています。
これを見るとシリコンOリングは3つも入っています。扱ってみた感じでも作りがしっかりしている実感もあります。ネジの切込みの精密性とか、ブラス製のシャフトなどなど。
ダンパー本体とバネ9種類×2セット、ネジとかピボットボールとか、メンテナンス用のシリコンリングとかも付属しています。
私が購入したのは12mmのダンパーですが、ストレッチレングスが13.5mm、縮めた時の長さが85mmありました。
バネを入れずにオイルダンパーとしても
このDesert Lizard Damperですが、バネは使わずにオイルのみを入れて利用しようと考えています。
制作中のAxial RBX10 RYFTのリヤ側セカンドとしてセッティングしてみますので、これについても別途ブログやYouTubeにてお伝えさせていただきます。
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