私の身の回りは心配事で埋め尽くされている。
あなたの日常はいかがでしょうか?
もし、あなたが「そのとおり、心配事で気持ちがつぶれそうだ」と感じるのであれば、それはさぞかし苦しいことでしょう。心配で心配で何も手につかない、のだとしたら毎日がとても苦しいはずです。
寝ても覚めても心配に埋め尽くされ、やらなくてはならないことが殆どはかどらず、さらに心配が増加していく。
こんな状態が続いたとしたら、最後はどうなってしまうのでしょう。違う言い方をするならば、あなたの人生には、平和で心穏やかな幸せのときは訪れるのでしょうか?
ほとんどの心配は、現実には起こらない
安心してください。ほとんどの心配ごとは実際には起こりません。
心配事の9割は実際には起こりません。もしかしたらそれ以上の確率で起こらないかもしれません。
そうであるなら、心配しても無駄ですよね。むやみに心配して心をすり減らすことはありません。
それでも心配が心から離れない
そうはいっても、あなたがこれまで心配に付きまとわれるような人生を送ってきたとすれば、そう簡単に心配が心から出ていてくれないかもしれません。
なぜでしょうか?それはあなたの脳内に心配という太い神経回路が出来上がってしまっているからです。その回路が現実を無視して、あなたの意識に絶えず心配という情報を送り込んでいるからです。
もともと原始のころ、動物として存在していた私たち人間は絶えず外敵に襲われ命を奪われるようなリスクに囲まれて生きていました。その状況であれば、確かに心配は常に意識の中に存在するはずです。命を守るためには必要なことですから。
しかしどうでしょうか?現代社会、特に治安の優れた日本に生きている私たちには、安心して暮らしていけるための高度な社会制度が確立されています。道を歩いていてライオンに食べられてしまうことは皆無です。
私たちは原始のころに備わった生存本能に翻弄されるような習性が残っているために、必要以上に物事を心配という面でとらえてしまうのです。
心配から離れる心がけを能動的に行いましょう
どうしても心配だというひとに、今から「心配するな」といったところでどうにもならなことも確かです。でも、だからといって無意味に自分自身を疲弊させてしまうのでは、せっかくの人生、もったいないと思いませんか。
心配ごとが現実になることも確率的いえば、ないとは言えません。でも、ほとんどの心配は徒労に終わります。
心配しても、心配しなくても、物事は起こるときには起こり、起こらないときには起こらいものです。
当たり前ですが、であるなら心配して不安になっていても仕方ないと思いませんか?むやみに心配などせず、なにか実際に起きてから対処すればいいのです。
それでも心配だ
ここまで説明しても、「でも、心配していたことが実際に起きてしまったらどうするのだ!」と不安になってしまう人もまだいるはずです。
「起きてしまってからでは遅い、後手に回るから問題が起こるのだ」、こんなふうにして心配し続けようとするひとも、まだまだいる事でしょう。
その通りです。問題を先送りしてはいけません。
自分自身の課題に対しては、ごまかさずしっかり対処しなくてはなりません。だからこそ、今目の前にあることに全力で集中し、行動し、歩んでいくことはとても大切です。
とても大切どころか、「いま、ここ」に集中し取り組むことこそが全てです。それ以外に何があるとうのでしょか?
目の前のことを一生懸命おこなう、それだけです
そして、「いま、ここ」に集中するあなたの中に心配などというものは存在できないはずです。
心配し不安になる、苦しくなるような心の隙間は発生しえないのです。
いま、この瞬間から心配するのはやめましょう。あなたの人生に心配は必要ありません。
目の前にある物事に取り組む以外に、あなたにできる事はないのです。明日やることは明日のあなたが行います。今のあなたに明日のことは出来ません。できるのは目の前のことのみです。
コメント