ラジコンカーの組み上げ経験がある方なら知っていると思いますが、ネジを絞めつける際に受け側は樹脂製なので気を使いますよね。
あまり強く締めすぎると樹脂側のネジ溝が舐めてネジが効かなくなってしまいます。かといって締めが緩いと外れてしまわないか心配になってしまいます。
ベテランの方は力加減が経験上わかっているのでうまくネジ締めが出来ることと思いますが、私は常に一定の力でネジ溝を潰すことなく組み上げたいのでトルクドライバーを使っています。
でも、たまに製品側の精度の問題で他のパーツと同様の力でネジ締めをおこなったはずなのにネジが空回りして効かなくなった経験もあります。
ネジ溝が潰れてしまったときの対処方法
樹脂側(受け側)のネジ溝が潰れてしまい、ネジが効かなくなった時の対象法について私なりの方法をお伝えしたいと思います。
よくアロンアルフアやその他接着剤をネジにつけてから絞めるということを聞くことがありますが、あまり効果を実感できた経験がありません。
接着剤が乾いたころに試しにネジを回してみると固定されていないことがわかります。かといって、エポキシ系の強力な接着剤だとメンテナンス不能となります。
またネジロックは樹脂を溶かすものもあるので要注意です(基本的にネジロックは金属同士)。
ではどうするか。
わたし的には以下の方法で対処します。
同系のタッピングビスを使う
たとえばM2.5(直径2.5ミリ)のネジが舐めたら、同じM2.5のタッピングビスをつかってみます。M3なら、M3のタッピングビスを使います。
タッピングビスはネジ溝切りながら絞め込むためのビスなので、これでネジがしっかり閉まることがあります。
また、同径でダメならワンサイズ上の直径のタッピングビスで絞めてみます。
殆どの場合この方法で十分ネジが締まります。
少しだけ直径の大きなビスを探す
タッピングビスを使うと、樹脂側(受け側)のネジをえぐってしまうことになります。えぐったとしても、メンテナンスする際に同じタッピングビスを使えば問題なく絞め込むことが出来ます。
でもこの方法が気になるとき、場合によってはもう一つ手があります。
0.1ミリだけ大きな直径のビスを探す
もう一つの方法は微妙に直径の大きなビスを探すやりかたです。これはネジがうまい具合に見つかれば採用可能な手段ですが、例えばM2.5のネジが効かなくなってしまった場合、M2.6のビスを探してみます。
一般的なラジコンカーのネジはM2、M2.5、M3などでしょうか。
M2.5のネジが効かないときに、たまたは上記ようなM2.6のネジを見つけつことができ、これで絞め込んだらしっかりネジが効いていくれました。
写真はチタンネジですが、通常のスティールビス(黒いネジ)も店にありました。
M3に対してM3.1があるかなどわかりませんが、可能性に賭けて探してみるのもいいかもしれません。
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