RC初心者の私としましては、まだまだ各種用語や考え方を勉強中の状況です。
そんななかで、今回はホイールのオフセットについて勉強してみました。もし理解が誤っていたらご教示いただけることも期待しています。
ホイールオフセットとは(RCカーの場合)
ここでRCカー場合とかっこ書きしてみました。実車の場合とか考え方が異なるケースがあるようなので、RCカーと限定しました。
もしかしたらオフロードとオンロードでも基準が異なることもあるかもしれません。
そのため、今回の「初心者目線でのRCオフロードカー組立ノート」では、基本的なホイールオフセットの理解といったレベルで進めてみたいとおもいます。
オフセットの意味
ホイール選びをするときって、必ずと言っていいほど「オフセット」という言葉がでてきますよね。
例えば、オフセットがプラスであれば、車体のトレッドがセンターラインからどれだけ外側に出ているかを現します。
よくベテランの先輩方が口にする「はみタイ」ですね。
ホイールのオフセット次第で見た目も変わりますし、トレッドが大きくなるのですから走りにも大きく影響します。
オフセットでトレッドと全幅が変化する
繰返しになってしまいますが、オフセットの数値が増すという事は、ホイール(タイヤ)がその分だけ外側に移動します。
そのためサスペンションの物理的な挙動が変化します。
オフセットとステアリング
オフセットの変化に伴い、フロントアクスルのナックル部分より先端側の長さが変わりますね。
これにより、ステアリング操作に対するフロントタイヤの動く量も変化します。
オフセットの値が大きくなれば、タイヤの位置が外側に移動する分、左右の切れ角(舵角)も大きくなります。
ただし、過度なオフセット増はステアリング時の安定感が損なわれてしまうかもしれません。
オフセットゼロの状態
では、基準となるオフセットゼロとは、どのようなセッティングなのでしょうか。
左の図はホイールの断面図です。
赤の点線(A)がホイールリム幅の中心で、青い四角い部分がホイールハブ(六角ハブ)となります。
オフセットゼロとは、左図のようにリム幅の中心線とホイールハブ内側面が同一ラインにある状態を指します。
オフセット値の算出
次にオフセット値の考え方について説明してみます。オフセットがプラスになる場合を例にしてみたいとおもいます。
上記例では、ホイールハブがオフセットゼロに比べ内側に移動、つまりホイール自体は外側に張り出すようなセッティングです。
オフセットゼロの場合より、内側に5ミリハブが移動する分だけ、ホイールが外側に5ミリはみ出していますよね。
これがオフセットプラス5です。
オフセット値の測定
オフセットはホイールの裏側などに刻印されているものもありますし、購入時の商品タグにのみ書かれていることもあるかと思います。
もしお手持ちのホイールのオフセットを知りたいといったときは、ノギスでホイール内側面とハブ取付面までの距離を測り、なおかつリム幅を測れば算出できます。
ホイール内側面とハブ取付面までは、ホイール内側面に定規をあて、そこからノギスのお尻側で長さを測定し、定規の厚さを引けばいいかなと思います。
あとは以下の式に当てはめるだです。
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