デジタルFPVシステムであるHDZero Nanoカメラを搭載したHappymodelのMobula6 HDZero
DJI以外の選択肢が新たに現れましたね。しかもマイクロドローンとして。
とても興味を惹かれるドローンなので、少し調べてみました。これから購入を検討している方などのご参考になれば幸いです。
また搭載されているデジタルFPVシステム「HDZero」についても、後半部分にて説明しています。あわせてご確認いただければと思います。
Mobula6 HDZERO
Happymodel Mobula6 HDZERO 1s 65mm HD brushless whoop
まずはHappymodelのサイトを見ると、以下のような説明があります。
- Mobula6 HDZeroは世界初の65mm HDブラシレスフープ
- 重量はわずか23.5g以下
私たちは数年間ブラシレスフープの革新に取り組み、HD VTXを搭載した65mm FPVフープを開発してきた。HDZero、Runcam、Nick Burns、Mr Shutterbug、Ryan Quelletおよび他の多くの愛好家とチームを組み、ここでついに夢が実現た。
Mobula6 HDZeroのスペック
重さ: 23.5g(バッテリー含まず)
レシーバー:SPI ELRS 2.4GHz or SPI FRSKY 2.4GHz
適応バッテリー: 1S Lipo battery or Lihv battery
バッテリープラグ: PH2.0
飛行性能はどうなんだろう?
HDZero Digital FPV Systemとは
ところで、せっかくなので「HDZeroとは」という事についても触れておきたいと思います。
HDZero Digital FPV Systemとは?
従来からのアナログ型FPVを利用している方は多いと思いますが、そのアナログFPVと対をなしているのがDJIに代表されるデジタル型のFPVシステムです。
OrqaもDJIとは異なる規格になると思いますがデジタルFPVに取り組んでいることは皆さまもご存じかもしれません。
これらと同様、HDZeroもまたデジタルFPVに対応したものです。
DJIとHDZeroの違い
YouTubeなどで調べてみるとお分かりになるかもしれませんが、電波状況が劣化してきた場合HDZeroは画像がブロック状に変化します。フリーズしてしまうまえに警告してくれると考えればDJIよりいいのかもしれません。
また屋内など閉ざされた空間での電波跳ね返りなどの影響に関してはHDZeroのほうがDJIより優っているといった評価もあるようです。
BetaflightのOSDサポート
またHDZeroはBetaflightのOSD設定も利用できます。ここはDJIに関しては不十分な箇所ですので、HDZeroを選択するための大きなアドバンテージとなります。
VTX
DJIのVTXはサイズが大きく重さもそれなりにあるのでMobula6に代表されるようなマイクロドローンへの搭載は難しいと思います。でも、HDZeroはマイクロドローンを含め様々な機体サイズにあった製品が開発されています。
- 410mA@12V
- 7V-26V(2S-6S)
- 25mw/200mw(アンテナ: U.FL)
- 25.5 x 25.5mm x m2(マウント)
- 5.9g
- SmartAudio
※HDZero Freestyle VTX(AliExpress)
- 25mw/200mw/500mw/1000mw
- アンテナ: U.FL
- 6-15W
- 7V-17V(2S-4S)
- 40mm x 42mm x 10mm 28g
- 30.5mm x 30.5mm M3(マウント)
- SmartAudio / MSP Canvas Mode
FPVカメラ
デジタル対応のFPVカメラに関しては、まだ対応した製品が少ないようですが、こらからHDZeroが普及していくに従い対応するFPVカメラは増えていくのは間違ないでしょう。
Runcam HDZero Micro V2
HDZero用のカメラとしては、この記事を執筆している2022年8月末時点で画質、イメージセンサー、低照度対応などでもっとも適していると思われます。
- FOV: 155° (4:3) / 145° (16:9)
- 4:3 / 16:9
- 720p60
- センサーのサイズ: 1/2 inch
- 10650mV/Lux-sec
- 3.3V
- 8.5 g
- 19x19x21mm
FPVゴーグルとの互換性
DJIの場合はDJI専用のFPVゴーグルが必要になりますよね。
これに対しHDZeroはSkyzone、Fatshark、OrqaなどのFPVゴーグルがそのまま利用できます。ただしHDMIの入力端子がある製品に限定されますが、最近のものであれば利用可能ということになります。
ここは大きなアドバンテージかもしれません。FPVゴーグルを買いなおすとなれば、7~8万円は必要になりますから。
もちろんデジタル信号を受信するためのレシーバーは別途必要になります。FPVレシーバーはDJIでもSkyzone等でも費用面で同じくらいになります。
FPVゴーグルを検討しているのなら
もしFPVゴーグルを検討しているのかたのために、いくつかご紹介しておきたいと思います。
個人的にはSKYZONEのFPVゴーグルは使い勝手も性能もよく、コストパフォーマンス敵にも優れていると思います。
上記以外にもOrqa FPV.ONE Pilotや Fatshark HDO2なども検討に値するFPVゴーグルですね。
HDZero レシーバーモジュール
HDZero VRX Receiver Moduleと検索するとAliexpressで33,000円、GetFPVでは240ドルで販売していました。
Shark Byte RX5.1↓
これからどんどん市場拡大していくでしょうから値段は下がると思われます。
またFPVゴーグルへの取付用モジュールは3Dプリンタで作れてしまうでしょうから、AliExpressやBanggoodで安く販売されることが見込まれます。
拡張性
HDZeroの開発元であるDivimathは、HDZeroの技術的な部分をオープンソース化しています(または計画している)。
これによりFPV関連各社が、VTXやレシーバー、その他関連商品の開発を進めていくことになるでしょう。
DJIが技術的な囲い込み戦略をとっているのとは対照的ですね。私個人の考え方かもしれませんが、オープンソース化を進めようとしているHDZeroのほうがユーザーフレンドリーであり、さまざまな技術や製品を低価格で提供していくことになると考えています。
Mobla6の記事なのか、HDZeroの説明なのか、内容がごちゃ混ぜになってしまいました。すみません。
途中でも書きましたが、Mobla HDZeroを所有してい訳ではなく、欲しいな~と思いつつ集めた情報をまとめただけです。そのため内容に不備があるかもしれません。その際はご容赦くださいませ。
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