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モーターの選定ポイント【ドローン自作講座】

ドローン組み立ての際は、飛行スタイルや飛ばす場所を決めてから、どんな機体にしようか考えますよね。

ドローン自作では、その用途に応じてパーツの選定をします。用途としてはレースやフリースタイル、空撮などが挙げられますね。

場所に関しては、広大な飛行場所があるのか、河川敷やグランドで飛ばすのか、近所の公園や屋内などの身近なところで楽しむのか、といったとこででしょうか。

そうだね。飛行スタイルや飛ばす場所が決まれば、どんな機体が適しているが見えてきますね。極端な話、家で遊ぶのに5インチのレース機を飛ばす人はいないでしょう。

ドローンのタイプで、そのドローンの大きさや重さが予め分かります。

ドローンのサイズ感が掴めればモーターの選定も容易になるよね。

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モーターを選定してみましょう(KV値の考え方)

ドローンの機体サイズをもとに、モーターのKV値を検討します(KV値についてはこちらの記事で説明しています)。フレームサイズが130ミリ程度の機体であれば、4000KVから6000KVのモーターが適しているでしょう。フレームサイズが230ミリ以上のクラスであれば、2000KV前後から2500KVを選ぶ場合が多いと思います。

どれだけのトルク、または回転数をモーターに求めるのかは、ドローンを自作する人の好みによって分かれます。選ぶときのコツとしては、これから自分が作ろうとするフレームサイズと同等の完成品(既製品)を調べるのがいいと思います。またフレーム仕様に推奨モーターサイズが書かれている場合も多いので、それを参考に決めるのもいいでしょう。

同じ重さの機体でもレース用なのか、フリースタイルで自由自在にドローンを操縦したいのかなど、飛行タイプによってモーターの選択が異なります。大きなプロペラを強力なトルクで回転させるモーターが必要なのか、それともプロペラを高速回転させ揚力を得るようなモーターになるのか。このあたりは経験が大きくものをいいますので、最初のうちは上記で書いた通り、完成品を参考にしたり、フレーム仕様から割り出すのが無難でしょう。

また、あとからモーターを乗せ換えることもできます。ドローンを飛ばしているうちに自分の好みがわかってくると思いますので、飛行させながら色々と考えるのもドローン自作の楽しみかと思われます。例えばフレームサイズ以外に、プロペラサイズやピッチや羽の枚数、ESCのアンペア数、フライトコントローラーの処理能力などでいろいろな条件でセッティングが違ってきます。

プロペラサイズを基にしたモーターKV値検討例

私自身の経験を基にしたものですが、プロペラサイズを基にしたモーターKVの選定目安をお伝えします(参考程度にご確認ください)。

  • 5インチ     :2000KV~2800KV
  • 3インチ     :3000KV~5500KV
  • 2.5 インチ :5000KV~8000KV
  • 2 インチ    :6000KV~9000KV
  • 1.5 インチ  :10000KV
  • 1 インチ    :12000KV~20000KV

プロペラサイズを基にしたKV値の検討例

上記同様、個人の経験値がベースになっているので、これも参考程度ということで。

  • 230㎜以上       :2000KV前後~2800KV
  • 150㎜~180㎜  :3000KV~4000KV
  • 130㎜前後       :4000KV~6000KV
  • 100㎜前後       :7000KV~9000KV
  • 80㎜前後         :9000KV~10000KV
  • 60㎜~70㎜     :10000KV~18000KV

モーターのマウントサイズ

最後のポイントはフレームへのモーター取り付け穴のサイズ確認です。フレーム仕様にはモーター取り付けサイズに関する情報が書かれていますので、それに従いモーターを選びましょう。フレームに適合するサイズのモーターでなければ、ネジ穴が合わなくモーターをマウントできません(モーターサイズの表記に関しては、こちらの記事をご参照ください)。

<フレームのモーター取り付け穴サイズ確認>
  • フレーム仕様に取り付け可能なモーターサイズが記載されている
  • ネジ穴直径とネジ穴間隔が合わないとモーターをフレームへマウントできない

ドローン自作に関することは、「ドローン製作 ベータフライト設定 完全ガイド」でも詳しく解説しています!

動画でも説明していますのでご覧ください

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