受信機とは【ドローン自作講座】

先輩、今日もよろしくお願いします!

前回の講座は送信機(プロポ)だったから、今回は受信機ですね。

当たり!!

だんだん各パーツの繋がりがイメージ出来てきたみたいだね。受信機は送信機からの操作信号を受け取る役割があるよ。

ドローンの受信機とは

受信機はドローンの機体側に取り付けられる重さ数グラム程度の小さなパーツですね。空を飛ぶドローン用だから、とても小さいですね。

受信機は送信機との通信規格に合わせて選択するということを、前回のブログ記事で説明したね。今回は受信機とフライトコントローラーの間での信号のやり取りについて説明しよう。

送信機からの操作信号は無線電波を介して受信機に伝えられ、更に受信機が受け取った信号はフライトコントローラーへと伝えらる・・・でしたよね。

受信機とフライトコントローラー間の通信規格

受信機とフライトコントローラーの間にはいくつかの通信方式があります。パーツ選定ではこの部分の規格を確認して整合性のとれたもの同士を使わなければなりません(規格がマッチしていればメーカーをそろえる必要はありません)。

受信機とフライトコントローラーの間にある代表的な通信方式にはPWM やPPM、S.BUS 、XBUSなどの通信規格があります。

PWM・PPM

PWM やPPM はアナログ方式の通信規格です。

PWM方式

PWM 方式はオンとオフのスイッチングを繰り返した制御を行い、受信機からの1本の配線ケーブルがひとつのモーターを制御します。そのためモーターが増えると受信機からフライトコントローラーへつながる配線本数も増えます。

  • オン/オフのスイッチングを繰り返すことで制御する
  • モーターの数だけ受信機からフライトコントローラーへの配線が必要

PPM 方式

PPM方式は1本のケーブルで8個までのモーターを制御することができます。また、エンコーダーという装置を使えばPWM をPPM に変換することも可能です。

  • 1 本の配線で8 個までのモーターを制御できる
  • エンコーダーという装置でPWM→PPM変換可能

S.BUS

S.BUS はデジタル方式の通信規格です。従来のアナログ式通信からデジタル式に進化したものがS.BUSという規格です。S.BUSは、Futaba社やFrsky社の送信機に採用されている規格です。

S.BUS はデジタル信号によって受信機とフライトコントローラーの間の信号のやり取りを行います。デジタル式なのでアナログのように外的な要因で信号が乱れることがありません。また1本のケーブルで18 チャネルまでの信号制御をできる点が特徴です(製品によって利用可能なチャネル数は違いますが、規格としては最大18 チャネル)。

更に、テレメトリー機能も利用できます。テレメトリーはフライトコントローラーへ搭載された各種センサーからの情報を受信機経由で介して送信機に伝えることができます。これにより飛行状態やアラートなどをモニターできます。

  • デジタル式に進化した規格がS.BUS
  • アナログのように外的な要因で信号が乱れることがない
  • 1本のケーブルで18チャンネルの信号制御が可能
  • テレメトリー機能が使える
    • 各種センサーからの情報を受信機経由で送信機に伝える(S.BUS2 規格)

その他、デジタル式としてXBUS という規格もあります。XBUS はS.BUS のJR 社版規格で、1本のケーブルで最大14チャンネルの信号制御が可能です。

ドローン自作に関することは、「ドローン製作 ベータフライト設定 完全ガイド」でも詳しく解説しています!

動画もアップしていますので是非ご覧ください

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